<目次>
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1.世界遺産シーギリヤロックとは?
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2.行く前に知っておきたいシーギリヤロックの歴史
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3.シーギリヤロックの見所
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4.シーギリヤロック観光の注意点
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5.シーギリヤロックの営業時間・料金
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6.読むのが面倒な方は今回の内容を動画で♫
1.世界遺産シーギリヤロック(Sigiriya rock)とは?
シーギリヤロック(Sigiriya rock)別名ライオンロック(Lion Rock)とは、スリランカの中部、文化三角地帯に位置するシーギリヤにそびえ立つ標高約400mの巨大岩石のことです。
その昔5世紀頃、カーシャパ1世はこのシーギリヤロックの上に王宮を作り、一帯は都市として栄えました。まさに空中宮殿です。
頂までは登ることができ、なんとその途中多くの不思議が潜んだ見所ポイントがいくつも存在します。
今日はこの秘密に満ちた魅力的な世界遺産について紹介します。
シーギリヤロックが近年再び注目を浴びるようになったのは1857年、スリランカがイギリスの植民地下になってからのことです。
この巨大な岩の西側に女性(シーギリヤレディ)の絵がいくつも描かれていることが発見されたのです。
それから手入れ、整備がされ現在では観光客が訪れることができるようになっています。
その大きさは南北約400メートル、高さは約180メートル。1982年にはユネスコ世界遺産に登録されました。
2.行く前に知っておきたいシーギリヤロックの歴史
この空中宮殿が築かれた背景には悲劇的な物語があります。
カーシャパ王は血の繋がった兄弟であるモッガラーナと王位継承権を巡り対立していました。
そしてシンハラ王朝5世紀(478年)にカーシャパ王は部下に自らの父親を殺害させます。
一方モッガラーナはインドへ逃亡。
こうしてカーシャパは王位に就くことができたわけですが、彼は父親を殺してしまったことへの責任を感じながら生きていくこととなります。
その自責の念からカーシャパ王は長年父が計画していたシーギリヤロックに宮殿を築くという夢を叶えてあげることにしました。
そして王位に就いてから7年後、頂に立派な王宮を完成させます。
やがて495年になると、逃亡していた兄弟のモッガラーナが大軍と共に戻ってきます。
劣勢となったカーシャパ王は自らの喉を刺し自害してしまいます。
カーシャパ王が滅び、華麗であった宮殿はその役割をたった11年という短い期間で終わりを告げることとなりました。
3.シーギリヤロックの見所
<シーギリヤ博物館>
シーギリヤロックのチケット売り場横には2009年にJICAの協力により建設された「シーギリヤ博物館」があります。
入場料はチケット代に含まれているのでシーギリヤロックを登頂予定の方は誰でも入ることができます。
ここではシーギリヤロックの歴史、発見時の写真や映像、ジオラマ、レプリカを通して多くの貴重な情報を得ることができます。登頂前に知識を深めておくとより楽しい冒険となるでしょう。
<ウォーターガーデン>
シーギリヤロックを登り始める前に、ふもとの広大な庭園を通過します。
道の左右は緑の芝生や木々、美しい花や噴水に囲まれています。
水が循環する小川には上下に流れる水道が造られていたそうです。
<ミラーウォール>
岩の中腹にくると、そこには100メートル程続く漆喰の壁が存在します。ミラーウォールです。
高さは約3メールで、壁の内側は約2メール幅の通路があります。
観光客はこの通路を通る際壁を観察することができます。
その昔この壁は全て綺麗に磨かれた鏡の壁であり、反対側の崖に描かれた壁画を全て反射して映していたそうです。
壁をよく見ると、文字が削られているのが分かります。
これは昔にこの壁を訪れた者がその驚きを詩にして壁に残したものです。
ここまでくると、途中途切れ途切れで見える外の景色が既にとてもきれいです!
<シーギリヤレディ>
入り口から約20分歩き、急な螺旋階段を登ったところに最初のミステリーポイントがあります。
シーギリヤロックの中でも有名なシーギリヤレディの壁画です。
その正体は現在でも謎なままですが、一説では天女アプサラなのではないかとも言われています。
現在18人の女性の絵が残っていますが、かつては500人ほど描かれていたと言います。
北側を向いている上半身裸の女性は貴婦人、服を着ている女性は侍女だと言われています。
この絵はスリランカで唯一非宗教的な壁画だそうです。
またよく見ると絵の線が二重になっているものもあります。
植物の顔料により描かれたオリジナルの絵は時間の経過と共に薄くなり、これは絵を修復したことによりできたものです。
崖のど真ん中にこれほどの美しい壁画が残されているとはなんとも不思議です。
静かに微笑む女性たちの表情はどこか神秘的な雰囲気を醸し出しています。
<ライオンテラス>
ミラーウォールから更に少し登ったところに、ライオンテラスがあります。
ここが頂上にある宮殿への入り口です。
シーギリヤロックとは「ライオンの山」という意味があるだけあって、レンガと漆喰でできた大きなライオンの両手が左右にそびえ立ちます。
手と手の間には階段があり、この階段を上って頂上の宮殿を目指します。
しかしライオンの胴体と頭のパーツは現在でも発掘されていません。
当初は巨大なライオンの全身像が岩の北側を覆うように建てられ、北を睨んでいたのではないかと考えられています。
それにしても間近で見る大きな爪は迫力があります!
<宮殿跡>
ライオンテラスから急な階段を約10分上り、ようやくゴール!
頂上の宮殿にたどり着きます。
1.6ヘクタールにも及ぶ大きさの豪華な宮殿がその昔建てられており、その跡ははっきりと今でも残っています。
階段、沐浴場、見張り台と多くの跡が見受けられます。
その様子からいかに当初の建築や治水技術が高かったか伺うことができます。
そして何より頂上からの絶景が最高です!
360度シーギリヤのジャングルと街を眺めることができます。
サンセット時は特に美しい!
自然の迫力に心を奪われてしまいます。これぞまさに幻の天空の宮殿です。
ちなみにインスタポイントはここ↓↓
↓こんな感じのいい感じの写真が取れるので、是非チェックしてみてください!
4.シーギリヤロック観光の注意点
・午前中、もしくが夕方の涼しい時間帯に登りましょう。昼間の日中は大変暑くなるのでオススメしません。
・お水を持っていきましょう。
・運動のしやすい格好で行きましょう。坂や階段はとても急で滑りやすくなっています。歩きやすい靴を履いて行ってくださいね。
・ハチが多くいます。刺されないように注意してください。
・野生のサルもたくさんいます。人慣れしているので、肩や頭に普通にのってきます。荷物などとられないように十分注意してください。
5.シーギリヤロックの営業時間・料金
・料金:約5,500ルピー(US$30)ドルが固定され、為替Rateによってルピーが変動します。
支払いはスリランカルピー(LKR)のみでクレジットカードは使えませんので要注意!
・時間:7:00〜18:00(時期変動あり)
・所要時間:2〜3時間
6.読むのが面倒な方は今回の内容を動画で♫
ここまで読んでくださった方も、ページスクロールでここまで飛ばされた方も(笑)、今回の内容をSenaのYoutubeチャンネル「Sena`s Trip Tips」にまとめていますので、是非こちらもご覧ください。
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それでは皆様、良い旅を!!